今回は先日Eテレで放送された、絵本作家でもあり、偉大な園芸家
でもある大好きなターシャ・テューダーさんについて熱く語ります。
- 記事内に使用した画像はすべて商用可のフリー素材であり、ターシャファミリーとは関係ありません。
- また敬称は省略しています。
ターシャ・テューダーとは
絵本作家。人形作家。園芸家。
没後12年。
アメリカ北東部に位置するバーモント州に住み、19世紀初頭の暮らしとコーギー犬をこよなく愛した。
絵本の印税をすべてつぎこんで買ったもの
それはなんと「東京ドーム20個分の土地」
57才の時に絵本で得た印税をすべてつぎこみ、アメリカ・バーモント州に広大な土地を手に入れたのでした。
もともとの土地は、ジャガイモ畑と自然豊かな森だったそう。
また「57才」というのも個人的に勇気をもらえます。
ターシャのチャレンジ精神、素晴らしいですね。
究極のスローライフ
19世紀初頭の暮らしを愛し、実践したというターシャ。
そんな彼女に理想的な家を造ってくれたのは、長男・セスでした。
彼女の希望通りの家を、家具職人でもあるセスがたった一人で造ってくれたのです。
ターシャさんの家は「コーギー・コテージ」と呼ばれ、歳月をかけて作り上げた庭は努力と忍耐力の結晶が形となったものでした。
そんな彼女の美意識を表現した庭は、やがて世界中のガーデナーたちのあこがれの的になったのです!
鶏とパンケーキ
先日、TVで放映された「鶏とパンケーキ ~ターシャ・テューダーファミリーの四季~」をわくわくしながら観ました。再放送もあるので、興味のある方は是非。
6月27日 (土) 朝 5時30分 ~ 朝 6時 (30分)6月28日 (日) 午後 4時10分 ~ 午後 4時39分 (29分)
生前、「最高のおくりものはファミリー」だと言っていたターシャさん。
孫であるウインズローがその言葉をしっかりと受け継いでいました。
ウインズローと妻のエイミーの間には、姉のエリーと妹のケイティがいます。
エリーは学校に通わず、大自然と両親が先生。
これにはびっくり。
決心するまできっと悩みに悩んだのではないでしょうか。
ただ、ターシャの血筋を強く引き継いだようなエリーの「まっすぐさ」に心をうばわれました。まさに、彼女の絵本の中に登場するような女の子だったので。
食べたくなる パンケーキとメープルシロップ
家族の朝食の定番は、生みたての卵で作る「パンケーキ」。
それにメープルシロップをたくさんかけて食べるのです。
焼く係はお父さんのウインズロー。
なぜって、彼はターシャのレシピで料理本を出版したことがあるほど、料理上手なのです。
「パンケーキ」の焼ける香ばしいにおいが漂ってきそうで、これを観たら食べたくなりました。
自然とともに暮らすのは厳しさや困難の連続でもあり、決して生やさしい事ではないでしょう。ウィンズローが自給自足の生活を、「生きること」と「働くこと」は同義語だと言っていたのが印象的でした。
ターシャ・テューダー展の思い出
ターシャにぴったりな曲。 シークレット・ガーデン『祈り』
数年前、岡山の天満屋で「ターシャ・テューダー展」が開催されて、いそいそと見に行ったことがありました。
彼女が着ていたアンティークなドレスや、実際に使っていた手作りのミツロウのろうそく、そして愛用の食器の数々。
それを実際に見た時、本人がそこに立っているようで、静かな感動に浸っていたのがまるで昨日のようです。
おすすめのDVD 魔法の時間のつくり方
自然と共に生きるターシャ・ファミリーの暮らしを、美しい季節の移り変わりと共に情緒たっぷりに紹介しています。
圧巻はクリスマス・ツリー。
ツリーを飾るのは本物のまるいガラス玉と、テューダー家伝統のジンジャー・ブレッド、そしてミツロウのキャンドルです。
- ショウガ入りのクッキー生地を焼いて、いろいろな形に切ったもの。
- 白のアイシングでもようを描き、ツリーに吊るした。
- かなりビッグサイズで目立つ。
もちろん食べることも可能ですが、 ターシャいわく「味は保証できないわ」とのこと。
このジンジャー・ブレッドは評判がホワイトハウスまで届き、何度もホワイトハウスのツリーを飾ったとか。
今回は没後12年たった今でも人気の色あせないターシャ・テューダーのDVDを紹介しました。
ターシャ特有のユーモアも楽しく、DVDを観たらきっとファンになることでしょう。
生前の彼女がおさめられた貴重なDVD「魔法の時間のつくり方」
是非ごらんになってくださいね。